東日本大震災の直後、新潟や高崎へ一時避難。「学校がはじまる」という情報を得ていわきに戻り、被災した街に数カ月暮らしたあと、函館へ母子避難。帰ることも考えた。でも、家族で函館に暮らすことになった。13年の間に、震災前には考えもしなかったさまざまな選択と大きな決断を繰り返してきた。
渡島地域では、
命を守るための防災や減災への取り組みがすすみ、今年6月には北斗市と七飯町が災害時の覚書を結び、双方の避難所で住民を受け入れあうなど自治体間の協力体制も強化されています。避難所の場所や避難所運営、防災グッズ、ローリングストックなどの「災害への備え」には多くの人が関心を寄せるようになりましたが、災害に遭った後、一人ひとりの身に起こるさまざまなできごとについてはあまり伝えられることがなく、自分に置き換えて想像するのは難しいのではないでしょうか。
東日本大震災により大きな被害を受けながらも、原発事故による広域避難者の受入れも行った福島県いわき市で、橘高由香さんは避難をするかどうか約半年間悩んだ末、函館市への母子避難を決意しました。
ー避難先は誰が教えてくれるの?支援情報は誰が届けてくれるの?子ども転校手続きは?函館で住む場所は?
今だから伝えられる発災後のリアルを、時間軸に沿って対話形式でお話しいただき、会場のみなさんとその時々のできごとを共有します。渡島地域で災害が起きた「後」のことを想像し、一人ひとりの「心の備え」にしませんか?
とき:2024年9月7日(土)14:30-16:30
ところ:函館市亀田交流プラザ3階 大会議室2(041-0806 北海道函館市美原1丁目26-12)
※オンライン配信はありません
参加費:無料 要申込
内容:14:15 開場
14:30 「非日常から日常を感じられるまでのできごとについて」
ゲストスピーカー 橘高由香さん
聞き手 北海道NPOサポートセンター 金榮知子
15:45 会場ディスカッション (16:30終了)
ゲストスピーカー:橘高由香(きつたか ゆか)さん
1984年福島県いわき市生まれ。東日本大震災から7カ月後の2011年10月、6歳・4歳・1歳の息子3人とともに福島県いわき市から函館市へ母子避難。避難後は子育てと二重生活を支えるための仕事をWワークで奮闘する。震災と非難を経験し、母としての健康と命の大切さを思う気持ち、未来への選択が大きく変化。避難から10年を迎えた2021年10月にプライベートジム「Cool Beauty」をオープンし、これからの人生のために、健康で生きる価値、運動の楽しさを追求中。また、スポーツを通じて地域に恩返しがしたいという思いで「函館ナイスモルック」を結成。木の棒を投げて点数を競い合う【モルック】で地域交流、健康増進、健康寿命を伝えている。
申込締切:8月30日(金)定員30名(定員になり次第締め切ります)
申込方法:下記いずれかの方法で申し込みください
①電話 011-200-0973(平日10時~17時)
②メール info@hnposc.net
申込事項 1)お名前 2)電話番号 3)お住いの市町村 4)東日本大震災により避難された方は避難元町村名
お問合せ:NPO法人北海道NPOサポートセンター