「記録と記憶のシンケイスイジャク」
祖父からの命のリレーがあって自分が存在する
それまでほとんど語られることがなかった戦時中の祖父の話を聞いたとき
自分は生まれながらにして「ラッキー」なんだと思った
そして、辛いことでもちゃんと伝えないと
しんどいことでもちゃんと残さないといけないと思った
—谷口雅彦氏の話を聞いて思い出したのは、震災・避難経験について子どもたちと向き合って話すのはまだまだ先だろうな、と言っていたお父さんや、幼くて記憶がない子どもたちにどう伝えていけばいいのか、と話すお母さんたちの顔でした。
写真家の谷口雅彦さんが「アーカイブ」への意識を強く抱いたきっかけは、亡くなる直前に祖父が伝え聞かせてくれた戦争体験と、満州国・大連生まれの母が敗戦後、引き揚げた長崎から札幌を経て旭川にたどり着くまでの経緯でした。そして、写真の持つ「記録」の重要性から2007年に「谷口雅彦写真アーカイブ室」を設立し、自身の写真や記録メモなどを将来的に有効活用するためにアーカイブ(保存管理)をしています。また、これまで市井の人が撮影した写真やネガの中に重要な「記録」が残されていることから、市民に呼びかけ、家に眠っている写真やネガの寄贈を受けてアーカイブし、未来に向けて活用する「近現代写真発掘活用プロジェクト」も行っています。
東日本大震災による避難からさまざまな経緯を経て、今ここに暮らしているみなさんのスマホやパソコン、クラウドにも、これまで撮った写真がたくさん保存されていませんか?今までSNSやブログにのせた写真や言葉たち、どうしていますか? それらを振り返り記録に残す「自分アーカイブ」の意義とおもしろさについて、写真家の谷口雅彦さんにお話をうかがいます。
▶︎参加対象
東日本大震災により北海道へ避難された方
イベント内容に関心のある方
▶︎申込締切 定員になり次第締切 (定員20名)
▶︎申込方法
下記いずれかの方法で、北海道NPOサポートセンターまでお申し込みください。
①電話 011-200-0973(平日10時〜17時)
②メール info@hnposc.net
メール件名に「自分アーカイブのススメ」と明記してお送りください。
③Googleフォーム(右QRコード)
▶︎申込事項
1)お名前 2)電話番号 3)お住まいの市町村
4)どのように開催情報を知りましたか?
①郵送物 ②CoCoDeや旭川市内でチラシを見た ③新聞掲載情報
④知人からの紹介 ⑤SNS等WEB情報 ⑥その他
▶︎申し込み&問合せ
北海道NPOサポートセンター 担当:金榮、菅原
電 話 011-200-0973 (平日10:00~17:00)
メール info@hnposc.net