北海道 道内避難者心のケア事業

東日本大震災による広域避難を経験し、現在北海道に暮らしている方々に向けた情報提供とアーカイブのためのウェブサイトです。

たとえば、赤れんが庁舎の屋根には、1888年創建時から宮城県石巻市雄勝町で生産された雄勝石の天然スレートが使われています。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による津波で、雄勝町は甚大な被害を受け、スレートの生産もできない状態が続いていましたが2021年に再開。現在行われている改修工事でも、雄勝町の天然スレートが使われています。　

北海道へ避難する時に、仙台港からフェリーを利用した方々が多くいました。避難された方から「コンビニに当たり前に商品が並んでいることに愕然とした」「苫小牧に着いてすぐに子どもを公園に連れて行った。もう、『土や草花に触っちゃダメ』と言わなくていいんだ、と思ったら涙が出た」という話を聞きました。（写真は太平洋フェリーからみた苫小牧港／2023年3月）